『ドリフェス!』が「アイドル」を教えてくれた

 

アニメ『ドリフェス!』を一夜で見てしまった。しかも泣きながら。嗚咽まで漏らして。アイドルって実は単純で、でも複雑で、それでいてこんなにもアツい。アイドルを見るのって応援するのってこんなに楽しいんだ、ただ純粋にアイドルを応援する楽しさを思い出させてくれた。

 

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作品解説
ある日突然、レジェンドアイドル三神遙人によってスカウトされた高校2年の主人公・天宮奏。同じ事務所のアイドルたちの熱い想いを目の当たりにし、負けじとアイドル活動に夢中になっていく。そして、元子役でミステリアスな及川慎、誰よりもストイックな佐々木純哉、優しくも内に情熱を秘めた片桐いつき、天然で天才肌の沢村千弦と共に、「ドリフェス!」に出場し、CDデビューを勝ち取ることを目指す!ファンが応援(エール)を込めて贈る「ドリフェス!カード=ドリカ」を受け止め、奏たちは最高を越えるステージを届けることができるのか……!?応援(エール)はドリカが示すもの!!
目指すは、デビューをかけた夢のステージ「ドリフェス!

 

  私はこんなアイドルアニメを待ってたんだ、1話を見てそう感じた。超王道で、臭いくらいの青春で、キラキラまぶしくて。「アツくなれるものがなかった主人公が何かに巻き込まれて、その素晴らしさに気付き、トップを目指す」というストーリーは定型で何度も見た展開だけれど、何度見ても飽きないし何度見ても感動するものだ。だからこそ王道なのであって。それが『ドリフェス!』には確かにあった。

 

アニメ『ドリフェス!』は天宮奏、及川慎、佐々木純哉、片桐いつき、沢村千弦の5人がDearDreamを結成しデビューするまでのお話。ここ数年アイドルアニメと呼ばれる作品を何本か見ていたが、意外にもグループ結成の過程を描いているものは少ない。2次元アイドルに求めるものは千差万別だから一概には言えないが、私にとってはこのストーリーが見事に刺さった。

ただのアイドル予備生で顔見知り程度でしかもライバルでもあった関係性が、どう変化してどうDearDreamになるのか。これがアニメを見ていてストンと腑に落ちたのである。ああ、この5人はなるべくしてDearDreamになったんだ、と。

アイドルのメンバー同士って何とも形容しがたい仲だと私は思っている。関係性も感情もめまぐるしく変化するって私の好きだったアイドルは言っていた。最初の印象の良し悪しもあるし、練習生期間の長さで先輩後輩関係があったかと思えば、デビューを争うライバルでもある。自分にないものをもつ相手を尊敬したり、補いあったり。そんな複雑な関係性の下で生まれたアイドルの絆ってやっぱり見ていて、眩しい。

それが『ドリフェス!』内で丁寧に描かれている。主人公の奏くんが周りの4人へ影響を与えていくから、奏くんと4人の関係性はもちろん、奏くんが事務所に所属する前の4人の微妙な距離感も見ていて伝わるところに脚本家の力量を感じざるを得ない。このあとの絶妙な関係性の変化はデビュー後という設定では絶対に描けない。みてほしい…。

10話、10話は本当にアイドルオタクの皆さまに見てほしい。本当に…。

特に面白いのは、他の4人と初対面だった奏くんの他のメンバーへの呼び方の変化。すごくさりげなく変わっているのだ。ここらへんが凄くリアル。大概アニメって登場人物多いと視聴者が混乱してしまうから呼称は一貫しているが、『ドリフェス!』登場人物が最低限の人数に収められているからだと思う。

 

2次元アイドル界隈を見ていて思うのは一コンテンツに対してメンバー及びユニットの数が多いということだ。多数の好みの領域をカバーするために必要な数なのだと想像できるが、メリットもあればデメリットもある。アニメ化の際に一人一人、一グループずつを掘り下げられない、という点だ。アニメは一クール12話と決して多くなく、一人の主人公の成長物語として多いか少ないかというレベル。実際大所帯コンテンツのアニメ化作品を見ると個人もグループも掘り下げきれず中途半端に終わってしまっているという印象を受けた。

ドリフェス!』にもKUROFUNEという2人組のライバルグループが登場するのだが、DearDreamとの絡め方もまあ上手い。こればっかりは見て下さいとしか言えない…。

 

ドリフェス!』のアプリゲームも始めな。キャッチコピーがまた面白い。 "アイドル応援型ライブリズムゲーム"。 一見普通なんだが、これがすべてを表現している。文字通り"アイドル応援型ライブリズムゲーム" なのである。チュートリアルで名前を徳川慶喜(最近のゲームでは大概この名前に設定している)にしたあと、一向に「慶喜ちゃん♡」「慶喜さん!」とは呼ばれない。どういうことかというと、プレイヤーはあくまで "ファン" だから。『ドリフェス!』というコンテンツでは "アイドル" と "ファン" の関係はそれ以上でもそれ以下でもない。

昨今のアイドルコンテンツではプロデューサーやマネージャーというポジションに置かれがちな私たちだが、『ドリフェス!』では一貫して「ファン」という立場に置かれる。これが私には最大のヒットだった。どうして、ただアイドルを応援したいだけなのに、恋愛要素を醸し出されなきゃいけないのか…?自分とアイドルの接触を見ないようにして他のアイドルアプリゲームをプレイしていた。『ドリフェス!』では他で言うメインストーリーも番組形式でプレイヤーは一視聴者という立場だ。

アニメ化した際にも様々な問題が生じるように思う。プロデューサーがアニメ内で描かれると自動的に登場人物が1人増えることとなり単純に考えるとアイドルの魅力を伝えられる時間が減少する。プロデューサーの役回りや成長を描かなくてはいけないからだ。『ドリフェス!』ではそれがない。デビュー前だからとも言えるが、売り込みや宣伝も一からメンバーみんなで考えて実行する。これは意外と盲点で、アイドルの一面を一分一秒でも多く魅せられる上にユニットの仲を深めるのにも一役買っているだろう。

 

アニメ内でのファンへの描写もファンをドキッとさせる。ファンは「ドリカ」を使ってアイドルにエールを送る。

 

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この応援という行為が目視できる「ドリカ」を使ったエールが粋。私たちファンは応援をするという行為を形で示すのは難しい。しかしそれがこのエールによってアイドルたちがライブしてるという直接性が感じられる世界線は羨ましくもあり…。

私が一番グッと来たのは最初のステージに立った奏くんが初めてドリカを受け止めるシーン。ファンのエールが強くて奏くんは受け止めきれず「エール、重っ!」と漏らす。掴み切れず逃したドリカを追いかけ捕まえて、初めて受け止めたとき、そのドリカを見つめて「ありがとう!」と最高の笑顔で感謝を伝えてくれる。このシーンを見て、私がドリカを送ったわけでもないのに心がじわっとあったかくなった。アイドルを応援するときの気持ちってこんな気持ちだった、そう思った。

 

 それが1話の出来事なのだが、その後もファンを大切にしてくれる描写が散りばめられている。ファンを大切にするというか、何だろう、ファンじゃなくても大切にしてくれるというか。言葉にするのが難しいけれど、それがアイドルなんだよな、と思い直した。ファンだけじゃなくてアイドルに会った、声を聴いた、いやお茶の間で見ただけの人たちまで、「アイドル」という存在に触れた人すべてを幸せに、ほっこりした気持ちにさせてくれるのが「アイドル」なんだ。

DearDreamは最高を超えるアイドルになるってキャッチコピーとかじゃなくて本当に思った。

 

知り合いのアイドルオタクたちとも口を揃えて言うのだが、長年アイドルオタクやってると説教臭くなるし素直に受け入れられなくなることがよくある。推しへの気持ちが強くなりすぎるがゆえに目を背けたり見ないふりをすることもある。コンサートは全通するとかCDは全形態買うんだという自分のルールに縛られることもある。

そんな気持ちを忘れて、純粋で、キラキラした目でアイドルを応援していたときの気持ちを『ドリフェス!』を見て思い出した。

 

奏くん、慎くん、純哉くん、いつきくん、千弦くん、ありがとう。

影ながら応援させてください。

そしてみなさん、『ドリフェス!』はいいぞ

 

 

 

 

 

 

 

 

二次元アイドルコンテンツにおけるKING OF PRISM

ラストキンプリを見てきた。

『KING OF PRISM by Pretty Rhythm』、略してキンプリ(当ブログに以前書いた某アイドルグループじゃないよ)をあと2ヶ月は見れない生活が続くのは初見のキンプリを見るくらい意味が分からない*1ので今から生き方を模索していこうと思う。

最後に見たキンプリは一言一言が胸にじんわり広がるようだった。特にシンくんの「みなさんは覚えていますか、初めてプリズムショーに出会ったときのことを!」のセリフは、初見時には味わえなかった感動を感じた。


私が『KING OF PRISM by Pretty Rhythm』出会ったのはキャストの声優さんのブログがきっかだった。ふーん、またアイドルの話かぁ。そう思いました。全然そんなことなかった。


『ROAD to Over the Rainbow ~デビュー2周年記念DVD~』の中に収録されているエーデルローズ入学説明会(キンプリ制作発表のとき)で菱田監督がおっしゃっていたことがある。「アイドルアニメが主流になっている今キンプリを作る意味があるのかと考えたが僕たちが作ってるのはプリズムスタァで、我が道を行くことにした」(原文まんまではない)

私は普段雑多にアイドルヲタをやっているが、ここ最近の二次元アイドルブームに疑問を感じていた。似たり寄ったりの設定、見たくないのに見せられる芸能界の裏側、どこかで見たことがある声優の組み合わせ・・・。アイドル大好きな私でさえこのアイドル戦国時代の飽和に疲弊しはじめていた。


その中でもキンプリは異彩を放ち2016年相次ぐアイドルアニメ化のダークホースとなった、と私は思う。キンプリは二次元アイドルの勝者じゃなく勇者だ、とでも言うべきか。私はその両方だと思っているのだが。

その理由として考えられるのは、まず一つにあの世界観。プリズムショーと呼ばれるショーの中で歌い踊りプリズムジャンプと呼ばれるジャンプを飛ぶ、しかもそのジャンプが急にハートやキッスを飛ばしたり自転車を漕いだり天蓋付ベットに寝そべったり最後に龍まで飛び出す、私たちが知っているテレビで見るアイドルとは違うことが分かる。キンプリの世界ではプリズムショーがごく一般的に浸透している。この世界は私たちが住む現実とは離れたどこか異空間めいた場所なんだなぁと頭のどこかで考えるのだ。

しかしこのプリズムショーが存在する世界も非常に現実的な問題が数多く存在するようで、エーデルローズの赤字やコウジの渡米によるOver the Rainbowの無期限活動休止、聖と仁の確執などなど、プリティーリズム・レインボーライブ(以下プリリズRL)時から考えると本当に土曜朝10時に子どもが見てたのか?愛憎ドロドロの昼ドラでも韓国ドラマでもないんだぞ!ってくらいのリアリティさ。でもどこか楽観的な気分で見れるのは現実から離れたプリズムショーが存在する世界線だから、という理由に起因するだろう。

プリズムジャンプがアリだから、エーデルローズの負債が133億××××××千円でもジメジメと今後大丈夫なのかなと悩まないで、ま、なんとかなるでしょと思えるし、齢18にしてエーデルローズの負債を一部負担する神浜コウジはスターライトエクスプレスに乗って星座になるのは意味が分からないし(RL完走してからはそりゃあガン泣きですけど)、まぁ、なんとかなるかな!って元気になれる。プリティーリズム系譜の最後はハッピーエンド、みんなハピなる!な雰囲気のせいかもしれない。プリリズRLのpride盗作問題とか法月仁プリズムキングの話とか女の子にも分かるように(本編の邪魔をしない程度に?)描かれてるけど、よく考えると闇の中の闇にしか見えない。アイドルコンテンツで芸能界の闇を見せられるのが嫌だと前述したが、そのどのコンテンツよりもリアリティがあってエグいかもしれないのに、あまりそれを感じない。プリリズが女の子向けで主人公は女の子たちでサブとしてしか描かれていないからかもしれないが、それが逆に暗くなりすぎない絶妙なマイルドさを生み出していてこの塩加減があっぱれ。見ていて新鮮だった。


もう一つの理由としてはOver the Rainbow(以下オバレ)の描かれ方である。大概のアイドルコンテンツはあくまで「アイドル」としての括りの中での成長を中心として描かれる。それはストーリー内でキャラクターが一貫してアイドルないしアイドル候補生として登場するからだ。しかしプリティーリズム・レインボーライブでのオバレの3人はそうではない。オバレの3人は女の子向けアニメでよく見る、ちょっと年上のカッコよくて優しいお兄さん!のような立ち位置*2で、オバレはアイドルとしてではなくひとりの男の子を前提として描かれているということである(そもそもヒロを除くコウジとカヅキはオバレが結成するまで*3アイドルではない)。

私はアイドルの男の子が恋愛している描写はあまり好きではない(夢みさせてほしいという身勝手な願望によるもの)のだが、コウジといとちゃんに関しては概ね許容している。それはコウジをアイドルとしてではなくひとりの男の子と見ているからではないかと推測している。だけど「アイドル」神浜コウジが雑誌のコメント等で交際を匂わせる発言することは容認できないぞ!

また、オバレがアイドル活動している2年間は詳しく描写されてない上に、キンプリでは無期限活動休止を宣言、コウジは作曲の才能を認められ渡米しカヅキは自身のアイドル活動に疑念を抱き自分の本当にしたいことを考えはじめているように見える。速水ヒロ、神浜コウジ、そして仁科カヅキ、彼らを構成する一部分としてアイドルの一面が存在するだけで、彼らはアイドルの枠に縛られてはいない。そもそもプリズムスタァだもんね。キンプリのキービジュアルの3人が手を固く握り締めているのにも関わらず視線は全員別の方向を見つめているのはそれぞれの未来を見つめているからなのかな…なんて思ったり思わなかったりする。

話を戻すと、ひとりの男の子、ひとりの人間を前提にしているから、話に奥行きが出ているのだ。RLを含めてもオバレの3人のエピソードは決して多いとはいえない。それでもオバレ3人の言い分がよく分かるし心情も理解できる。RL内で早いところオバレが結成してしまったらオバレの活動に焦点が当てられて一人一人の人物像は浮かび上がりづらかったのではないだろうか。加えてアイドルでの成功を物語の完成形に据えていない。アイドルコンテンツ特有の俺たちトップアイドルになりました!ありがとう!がゴールではなさそうだ。オバレが今後どんな選択をするのか、ドキドキしながらゆっくり見守りたいと思う。



気がついたら書こうと思ってたことの1割しか書けなかったから時間があったらヒロ様の幸せについて模索するエントリとか書きたい(多分下書きに葬られる)。

 

 

 

 

*1:初めてのキンプリ体験を知らない人は他のブログを見てください。多分見ても分からない。劇場へ行ってください

*2:あくまで立ち位置。あくまで。当時の女の子たちはオバレをどう見ていたのかはすごく気になる

*3:ということはつまり・・・

あんスタCD第1弾対決させちゃいました ~UNDEADvsKnights~

先日100万ダウンロードを突破したアイドル育成スマホゲーム「あんさんぶるスターズ!」発のシングルがいよいよ来週発売されます。10月28日(水)に発売されるのは「UNDEAD」と「Knights」の2つのユニット。

 

「あんさんぶるスターズ! 」ユニットソングCD Vol.1「UNDEAD」

「あんさんぶるスターズ! 」ユニットソングCD Vol.1「UNDEAD」

「あんさんぶるスターズ! 」ユニットソングCD Vol.2「Knights」

「あんさんぶるスターズ! 」ユニットソングCD Vol.2「Knights」

 
同じ学院内アイドルグループの発売日が被っている・・・つまり、負けられない戦いがここにある、ということ。
 
アイドルの人気を測る指標としてフアンクラブの会員数やコンサートの動員数など様々ありますが、その中で一番明確で多く用いられるのがCDの売上数です。アイドルの多くは「オリコンシングルチャート1位を取りたいです」などと言って彼彼女らの笑顔を見たいがためにCDを購入するドルオタもいるでしょう。紛れもない私もその一人です。「数字が全てじゃないけど私たちの愛を彼らに伝えるひとつの手段がCDの売上」という言葉を多用しCDの複数購入をしていたタイプのドルオタの私。彼らがランキング上位に食い込むと咲かせる笑顔の花、そして私たちにくれる感謝の言葉、その度にファンやっててよかった、とファン冥利につきるわけであります。
 
あんさんぶるスターズ!における私の推しユニットはKnights。レオ様が戻ってきた今Knightsは無双だしやっぱりダンスしてるときにV字が出来る5人グループは最高だし、やはりKnightsの5人に少しでもいい結果を報告したい!とKnightsファンの私は思うわけで(ここで二次元であることを指摘するのは野暮だよ)。UNDEADには絶対負けられない!と密かに闘志を燃やしている私がどちらがランキング上位に食い込み爪痕を残すことが出来るのか、余計なお世話ではあるが勝手に予想してみただけの記事です。
 
 
過激で背徳的と謳われるユニット!!「UNDEAD 」vs 優美かつ華麗な騎士道ユニット!!「Knights」ファイッ
 
 
 
【対決その1 CD予約数】
CD予約数=CD売上数となるので確実に勝利すれば有利。
 勝者 UNDEAD
 参考:アニメイトCD予約数ランキング(9月30日付)引用元:あんスタまとめ
5位 UNDEAD、6位 Knightsということで、UNDEADの勝利
 

twitter.com

 

【対決その2 視聴動画再生回数】

 再生回数が伸びるほどCD収録曲は多くの人に聴いてもらっている、または何度も聴いているということ。言い換えれば購入を検討している人も多いと言えます。

勝者 Knights

参考:You tube FRONTIERWORKS公式アカウント

(2015年10月23日21時52分現在)

UNDEAD 556,069回 /Knights 568,576回

 

「あんさんぶるスターズ!」ユニットソングCD 試聴動画 第2弾 - YouTube


「あんさんぶるスターズ!」ユニットソングCD 試聴動画 第3弾 - YouTube

 

【対決その3 あんスタドリーム総選挙 投票数】

キャラクターの人気が高ければ半自動的に推しユニットということになりそのユニットはCD売上数も高くなるはず

 勝者:Knights

 参考:あんさんぶるスターズ!第1回ドリーム総選挙 特設ページ

 トップ10選抜メンバーのみの比較

UNDEAD 1人 朔間零(第4位 総得票数16,810票)Knights       2人 朔間凛月(第2位 総得票数18,135票) 瀬名泉    ( 第7位 総得票数 14,622票)

 【対決その4 中の人のキャリア】

あんスタの世界線からは少し遠のくが、好きな声優が出演しているからと購入を決めるファンも一定数いるでしょう。また声優さんのキャリアが長いほどCDへの安心感は強くなるのは否めません。

 勝者 UNDEAD

 参考 ウィキペディア(声優・俳優問わず芸能活動開始年から数える)

UNDEAD 平均8.75年 内訳:増田俊樹(朔間零)5年、羽多野渉(乙狩アドニス)14年、小野友樹(大神晃牙)9年、細貝圭(羽風薫)7年

Knights 平均4.5年 内訳:浅沼晋太郎(月永レオ)9年*1、伊藤マサミ(瀬名泉)?年、山下大輝(朔間凛月)3年、北村諒(鳴上嵐)3年、土田玲央(朱桜司)3年?

  【まとめ】

 2-2の引き分け!

という結果に終わりました。そうなんです。どっちが勝つかなんて蓋を開けてみないと分かりません。今回は数字で目に見える場所だけを比較してみましたが、私が個人的に思う勝敗の分かれ目は次の3つなのではないか、と思っています。

1、いかに複数買いをするか

2、他のユニットのファンがどれだけ買うか

3、それぞれ(UNDEADとKnightsのファン)がお互いのCDを買うか

今回はCDの特典としてそれぞれリーダーの☆4カードが貰えますが、メンバー別じゃなくてホッとした方も多いのではないでしょうか。推しのカードが出るまで買ったり譲渡に出したりメンバー全員揃えたいから最低でも4~5枚買う、なんて暴挙に出る人がいないからです。複数買いをするメリットはリーダーのカードをMAXにする位しか思いつかないのですが、だからこそ複数買いをするファンがいると相当な強みになると思います。また、掛け持ちファンも多く存在するのでその掛け持ちファンがいかにCDを購入するかが大きなポイントになるでしょう(CP的な問題でKnightsCD購入してくれるトリスタPは多そう)。また楽曲が好みだから買っちゃおう!なんて人も出てくるので楽曲は非常に大事ですよね…。そして最後になりますが、お互いのCDを買うかどうか、です。どちらも購入するとプラスマイナスゼロになりますから、ランキングには反映されにくくなります。

 

当の私はといいますと、KnightsのCDは1枚購入します。友人のUNDEADPにUNDEADは借りようかな~なんて思ってたんですが、姉がUNDEAD購入検討しているので恐怖を感じてます。敵は身近にいるもんだなあ・・・。

と、ここまで長々と見てきましたが、結論的に述べると、どっちもオリコントップ10に入るといいな!そんで金曜日のTwitterがM○テ荒れるといいなあ~(本日315プロのS.E.M先生が放送禁止くらってたので心配ですね・・・)*2

 

あんさんぶるスターズ!

あんさんぶるスターズ!

  • Happy Elements K.K
  • ゲーム
  • 無料

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*1:声優活動の開始時期

*2:アイドルマスターSideM発のユニットS.E.Mがランキング7位に登場するもトップ6以下は画像なしMVなしの紹介にとどまったために、S.E.M先生のスーツが放送禁止なのでは?とMマスPが騒いだ事件のこと

Beit『スマイル・エンゲージ』で世界が笑顔になる

2015年(独断と偏見による)アイドル楽曲大賞ノミネート作品にして、トップ3に入るであろう楽曲、2作品目に出会った。

 Beitの『スマイル・エンゲージ』という曲である。

 
「ドラマチックアイドル育成カードゲーム」と銘打たれた、アイドルマスターSideMというソーシャルゲーム発のユニットのシングルで、2015年08月03日付オリコンウィークリーCDシングルランキングでは8位を記録した。
 『二次元アイドル』と呼ばれるアニメ・ゲーム界のアイドルが多数現れるようになった今、二次元アイドル戦国時代なのではないかとまで思わせられるのだが、最近二次元アイドル界隈のドア叩いた私はアイドルマスターSideMは全くと言っていいほどノーマークであった。配信開始が昨年であったにもかかわらず、ゲーム自体をインストールしたのは7月21日のことで、私はまだまだ″新米プロデューサー″なのである。
 
そんなわけで、問題の楽曲『スマイル・エンゲージ』に出会ったのはつい最近のことだ。6月30日には視聴が開始されたこの曲であるが、私が耳にしたのは、7月24日に放送されたMステのランキングチャートだった。
 

私がSideMを始めたきっかけは、簡潔に一言でまとめると、推しの声優が出演していたから。鷹城恭二役の梅原裕一郎さんと若里春名役の白井悠介さんである。推しの声優だというのに、どんなキャラクターを演じているのかをよく確認もせずにプロデューサー業を始めたので、始めて2日で高城恭二をスカウトし、CV.梅原裕一郎でおはよう、と言われた時には心底驚いた上にドキドキした。さすがに覚悟なしの梅原裕一郎低音ボイスにはドキドキした。鷹城恭二、推せるかもしれないと思った。

そんなわけなので、Mステチャートを見た時も、「Beitだ~」でも「恭二だ~」でもなく「梅ちゃんだ!」と叫んでしまった。Beitは10位だった。そのまま、同時発売だったHigh×Jokerが9位だった時も、「白井悠介だ!」と叫んでしまった。今思えばプロデューサー失格である。キャラ愛が足りない。Beitもハイジョもごめんね。

その後、とりあえず一回聞いてみっか~、なんて軽いノリでYou TubeでBeitとHigh×Jokerの試聴をすることになる。こんな軽率にあちこち手を出すから沼にハマるし薄くなる財布を見て嘆くんだよ!と過去の自分を叱りたい程度には良い意味で後悔している。試聴して3日でBeitのCDを購入した。史上最短CD購入記録を更新した。

 

youtu.be

 

『スマイル・エンゲージ』、試聴一発目の衝撃が尋常じゃなかった。*1

圧倒的アイドル感。アイドルにしか見せられないキラキラ感。全身で浴びるように感じた。魔法にかけられたようだった。そしてBeitはそれを王子様コンセプトによって確実に倍増させていた。しかもそれをほぼ聴覚のみで私たちに伝えるという素晴らしさに涙が流れた。

普段『アイドル』を観賞する際は聴覚と視覚で楽しむ。歌を聴き、ダンスをする彼らを見る。二次元を卑下するつもりはないが、一生懸命歌って踊って、その一瞬の汗や笑顔や熱気、画面のどこを一時停止してもくるくると表情を変えてみせる、画面だけではない、その先の懸ける思いや越えてきた困難を想像させられる、そんな視覚だからこそ伝わるものが、『三次元アイドル』にはあると私は思っている。しかしBeitはそれらをも凌駕できるような力があると感じさせた。

まず最初に飛び込んでくるピエールの透明感のある歌声。恭二の低く落ち着いた歌声。みのりさんの大人で安心感のある歌声。全員でゆっくりとハーモニーを響かせて曲をスタートさせたかと思えば、いきなりアップテンポへ、Beitは王子様へ私たちはお姫様へと変わり、夢の世界へいざなってくれる。昔読んだお姫様が登場した絵本を読むように曲は続き、王子様だけでなく、忘れずにアイドルらしさまでも感じさせる単語の掛け合いはアイドルファンである私を悶えさせる。サビ前の「Welcome! With Beit!!」でサビへの高揚感を高めさせることも欠かしていない。

サビでは冒頭でスローテンポで歌ったメロディとフレーズが再度アップテンポになって登場することから、落ち着いてゆったりとした優しい王子様と楽しく明るい王子様などといった二面性を垣間見ることが出来る。その後も、「Three,Two,One…Let's Step!!」と曲をさらに展開させ、同じメロディラインが続く。そのパートが脳裏に焼き付いてクセになり、何度も聴きたくなる衝動を抑えられなくなる。

たった2分の視聴動画だが、CDを買うまでの3日間、ずっとエンドレスで聴いた。それほどにこの『スマイル・エンゲージ』という曲には中毒性があった。

CDを購入しようか検討した3日間はBeitについて色々と情報を得ようと奮闘した。幸いにも(?)久しぶりの1日オフがあったを良いことにゲームはもちろんTwitterWiki、二次創作にまで手を出した。おかげで短期間ではあるものの、Beitが15歳から31歳という年齢層の広がりをみせていること、3人ともただの元バイトという経歴をもっているわけではないこと、CP的には恭二とみのりさんが王道でしかも私が大好きすぎたこと、ピエールが大天使過ぎたこと、渡辺みのり(31)の設定が元ヤン元花屋ドルヲタ三十路アイドルという供給過多の上、Pたちに人妻団地妻未亡人などととやかく言われすぎなこと、その他もろもろ基本情報は把握できた。

 中の人の情報も手に入れ、推したい衝動に何度も駆られた。

 

母性本能がくすぐられるのか何なのか、私は何やら「新人」とか「初めて」とかに弱いようで、ピエール役の堀江瞬さん、渡辺みのり役の高塚智人さんが新人声優、しかもデビュー作なんて聞いたら目頭は簡単に熱くなる私。ホリエルが初めてのニコ生でこっちまで緊張するくらいにめちゃくちゃ緊張していたところも、たかPの新人らしからぬ堂々とした態度も推したいなと思わせるポイントになったし、何と言っても新人であそこまで完璧にキャラクターを意識して歌を歌えるところは感心せざるを得なかった。15歳の金髪美少年の歌う声なんて成人男性が表現する技量はいくら声優でも持ち合わせている人は少ないだろうし、31歳の落ち着いた声を10ほども下のしかも新人が完璧に歌うというのは拍手喝采ものだと私は思う。そして以前までは奢られる立場であったうめめが後輩に焼き肉を奢ってあげるというエピソードも大好きだし、率先してお喋りをするという先輩ぶりも可愛いなと思った。

曲、キャラクター、そして中の人と、全てにおいてBeitに関心を持っていかれた私はCDを購入することを決意した。Beitは私にお姫様になる魔法をかけてくれたが、どうやら元に戻す魔法は知らないようだった。

 

「昨日BeitのCDを購入したんだが、スマイル・エンゲージのフルを聴けただけでもかなりの満足感で、そこに想いはETERNITYという系統が違う曲をぶっこんでくるあたり今後に期待すぎるBeit……とにかくスマイル・エンゲージはフルで聴くべき良曲。買う価値あるCDですBeitありがとう」

「スマイル・エンゲージがフルで聴かないと意味がない点として、2番以降の曲の展開の仕方がすごくアイドルっぽいというか、ただの1番の繰り返しじゃない所がもうすごい好き。歌うパートも絶妙で、3人が3人とも合ってるパートを歌ってるのがまた胸熱案件」

「スマイル・エンゲージ聴くだけでお姫様になれる感がすごい。元アルバイトとか他の315プロの子達よりスペック低そうで王子様とは全然真逆の立ち位置にあるのに、あえてそこで王子様路線で挑戦してきた315プロ最高だなぁ」

 

Beitデビューシングルは買って損のない、大変満足なCDだった。

『スマイル・エンゲージ』の2番以降は聴いてショックを受けた。試聴動画をエンドレスしていたから、2番も同様に進むのかと勝手に想像していた。一本取られたみたいだ。Bメロ、1番はみのり、ピエール、そして恭二と2人の掛け合いといった流れで進むのだが、2番は違う。2番は恭二、みのりとここまでメロディは変わらないのだが、次に掛け合いが来るぞ!と意気込んでたら1番とは異なるメロディでピエールのソロステージ、しかも「''愛''はこんな風に生まれるんだね」という歌詞。1つの曲を聴いてこんなにドキドキしたのは初めてかもしれない、というくらいに胸が締め付けられるていっぱいになった。達成感でいっぱいになった。私は何もしてないのに。この1番から2番への発展の仕方が鮮やかで、今でもふと聴いていたのにも関わらず、気を抜くと涙が出そうになるぐらいこのパートが好きだ。

その代わりにサビは控えめに。そして終焉に向けて聴かせどころのCメロと走り続けるBeitを想像させるような間奏へと続く。

間奏を聴きながら、Beitのコンサートに思いを馳せた。きっとBeitの3年後のコンサートでは終盤に『スマイル・エンゲージ』を持ってくるんだろうなと思った。Cメロ冒頭でみのりさんが感動のあまり涙で歌えなくなって、ピエールが涙をこらえながら歌って、恭二が涙を流しながら、でも力強く、「きっとどこまでも」を声の続く限り伸ばし続けるんだろうなと思った。バックの音楽がゆったりめの『スマイル・エンゲージ クラシックバージョン』になるなんてのもいいかもしれない。長くはない間奏だけれど、Beitの未来が見えるような、そんな気がした。

ラストサビ。最後に余韻を残すように、たっぷりとサビを聴かせてくれる。「いつだってヒトツになれる」を繰り返すのも、間のコーラスも、「One more time!」のコーラスも、最後の最後の「キラめく Good time 超えて Sweet time 届け Party time」まで、1番、2番、そしてラストと、何度も登場するサビだけど、全部が違う表情を見せるサビで全く飽きることがない秀逸なサビだった。大大大満足だ。

5分32秒の間、私たちに夢をみせてくれたBeit。1つの曲だけど、物語のようでコンサートようで、大切な彼らのデビュー曲になった。完全にアイドルでした。ただただ純粋に『スマイル・エンゲージ』という曲に出会えて本当に嬉しいし、何故だか誇らしい気持ちもある。『スマイル・エンゲージ』という曲を歌っているのがBeitで良かった。というより、Beitが歌ってる『スマイル・エンゲージ』が大好き!なのである。

 

また、このCDをする価値がある、というのカップリング曲『想いはETERNITY』も『スマイル・エンゲージ』に負けず劣らずの良曲であった、ということも大きな要因であると思う。

 

「想いはETERNITYのJ-POP感がすごいと思って作曲家の方を調べてみたら渡辺未来さんというSMAPとかV6とかにも曲提供してて山Pの「抱いてセニョリータ」作ってる方だった………超特急とかMBLAQにも曲提供してて、こんな方に作ってもらえるなんてBeitと315プロすげぇ」

 

聴いた瞬間、あ、J-POPアイドルだ、と感じた。メロディラインの感じや楽器の使い方がアニメソングはもちろん二次元アイドルっぽくすらなく、違和感のない正真正銘の「アイドルソング」だった。

それもそのはず、作曲家が数々のJ-POPソングを作曲する渡辺未来さんだった。アニソン界隈の作詞作曲事情はよく分からないのだが、アニソンを専門とする作曲家や全くの新人を起用する場合が多いように思われる。それはそれでアニソンならではのキャッチーさが現れて良いと思うが、普段からJ-POPを作曲する作曲家を起用することで、二次元アイドルという枠を超え、既存のアイドルと同じ土俵で戦うことを可能にしていると思う。次元に関係なくアイドルファンなら耳に馴染むであろう楽曲だし、だからこそ二次元アイドルファンだけでなく私のような三次元アイドルファンにも是非聴いてほしいと願わざるをえない。同時に、アイドルらしい楽曲ゆえにBeitというグループがあたかも存在するかのような錯覚にとらわれてしまうといった弊害が生じてしまった。困ったものだ。アニメやゲームはちょっと…と思うアイドルファンにこそ聴いてほしい楽曲である。

しかもこの曲、『スマイル・エンゲージ』とは対極にあるといえる曲で、『スマイル・エンゲージ』が王子様だとしたら、『想いはETERNITY』は戦いに向かう戦士のようなそんなイメージだ。

そう思わせるのは激しめの音の効果だけではなく、歌詞も一役買っているだろう。昨年からBeitを推しているプロデューサーさんには感慨深い一曲だったのでは?と思う。歌詞が痛いほどに涙腺を刺激する。以前のSideMラジオ、315プロNight!で高塚Pが言っていた通り、Beitの3人の暗い過去が歌詞に現れていると思って聴くと胸がかきむしられるほどに痛い。しかしながら、私はこのような俺たち頑張っていくぞ!系の曲に極端に弱い。本人たちの姿や思いが歌詞に投影されているなら尚更である。

もしもこの街ですれ違わなくても 

僕らは出逢うだろう

明日を変えるために

 ラストサビ前のCメロである。ありがちなアイドルソングの歌詞だけど、彼らが歌うことによって真に迫るものがあると思うし、私たちはそれを大切にしていかなければならないと思う。

 

 

長くなってしまったが、この夏Beitに出会えて本当に良かったと思う毎日である。二次元アイドル戦国時代が白熱していくなか、デビュー曲に恵まれるアイドルはそう多くないと思う。デビュー早々オリコンチャートトップ10入りする新人なんてほんの一握りだ。Beitは『スマイル・エンゲージ』という素晴らしいデビュー曲に支えられ、ここで、アイドルとしての一歩を踏み出したのだ。

『スマイル・エンゲージ』という良曲に出会えて本当に良かった、ありがとうBeit。頑張れBeit。

 

ちなみに2015アイドル楽曲大賞ノミネート作品にしてトップ3に入るであろう楽曲1作目はこちら

ジャニーズ知識皆無の私が「勝つんだWIN!」無限ループから抜け出せない - 一瞬よ永遠になれ

*1:ハイジョの曲が好きではなかった、というわけではないことをご理解いただきたい。ハイジョは確実にスルメ曲だった。しかもJOKER↗オールマイティをあとから聴いて、これを最初に聴いたらハイジョ担だった可能性はある。

防衛部から飛び立つ5人を見守ることへの覚悟

美男高校地球防衛部LOVE!の放送が終了して4か月が経とうとしている。もうそんなに経つのかと思うのと同時に、あの温泉のあったかさが恋しくなるくらいには懐かしさも感じている。来月には久しぶりのイベント、CDの発売、そして円盤の最終巻の発売を控えて、何とも言えない切なさというか、もどかしさというかを胸に抱えて、覚悟を決めるために、キーボードを叩いている。

 

美男高校地球防衛部LOVE!は私に多くの初めてを与えてくれた作品だった。キャラソンのCDを買ったのも、円盤を買ったのも、推しの声優を見つけたのも、防衛部が初めてだった。アニメイトでCDを購入するともらえる透明の袋のCDケースの使い道に迷うくらいのアニメ初心者であった私は、基本的にアイドルファンであり、しかもアイドル個人個人を応援すると言うよりかは、そのグループ自体が好きで応援するというスタンスをとっている。その応援の仕方は防衛部でも同じであり、山本和臣梅原裕一郎西山宏太朗、白井悠介、増田俊樹、この5人が「推し」だった。フレッシュさを押し出していきたいという制作側の考えにより、メインキャラが初などの新人声優のキャスティングとなった美男高校地球防衛部LOVE!。彼らのまだ慣れていないニコ生だったり、そこから成長していく姿だったり、そして彼らが今後どのように成長していくかだったり、彼らを応援したいと思わせるには十分だった。最初は規模が小さかった彼らのイベントはトークショーから派生し、ライブにまでなった。彼らが演じるのは普通の男子高校生(のちに変身して敵と戦うことにはなるが)で、今までライブイベントを行ってきた、元々アイドルのうたプリラブライブ!などとは根本的に違う。それなのにライブを5人でやってのけた。そんな彼らをアイドルと呼ぶのは違うかもしれないが、それでもそれに限りなく近いものを感じざるを得ない。

 

しかし私が今まで応援してきたアイドルとは確実に違う点がひとつあった。私はそれから必死に目を逸らそうとはしたが、アニメが終盤に近づくにつれてイベントの所々で防衛部メンバーが言う言葉で、これは目を背けてはいけない現実なんだと思うようになった。「ずっと防衛部やりたいね」。

 

アイドルは「アイドル」が仕事であり、グループアイドルはグループでの活動が一番の仕事である。もちろん個人活動や卒業、脱退などもあるが、それでも今後グループであることはほぼ確実で。

しかし声優という仕事は違う。様々なキャラクターに声をつけ、バリエーションが豊富であればよいとされる仕事である。仕事の本数も多ければ多いほどいいだろう。彼らにとって防衛部は仕事のうちの一つであり、今後彼らがずっと一緒に仕事をするわけではない。

 

すこし考えれば分かることではあったけれど、続編の予定もない、ハッキリ言って将来性のない「防衛部の5人」を好きでいても私にメリットはあるのか、などと思ってしまうこともあった。それでも、彼らにとって仕事のうちの一つでしかない防衛部を「ずっと防衛部やりたいね」などといってくれることが嬉しくて、私だけじゃなくて、5人もそう思ってくれているんだということだけで本当に嬉しくて、今後のことは考えないで、彼ら個人個人でもいいから、応援したいな、心から思った。

 

美男高校地球防衛部LOVE!の放送が終わって、バトナマ(防衛部で行うニコ生、バトルナマーズの略称)も次回未定で終わり、徐々に温泉の温度が下がっていくのを感じた。それは私の周りもだし、私自身もそうだった。

それでも防衛部キャスト5人を応援したいと思う気持ちは変わっていなくて、彼らが出演しているアニメ、番組、雑誌、ゲームなどはチェックしていた。彼らは防衛部から離れても元気に活動していた。もちろん仕事だから当たり前ではあるのだが、少し寂しくも感じた。それと同時に、防衛部のときに培ったトーク力が違う場面で発揮されていると嬉しくて、防衛部のときよりも歌がうまくなっていると嬉しくて、それでもまだまだ新人感は抜けてなくて時々冷や冷やするのも楽しくて、そんな感じで気づけば夏アニメが始まってた。

 

こんな感じにふと思ったのはアイドルマスターsideMで、また他の新人声優とグループを組んでCDを発売してイベントをしている梅ちゃんと白井さんを見たからであって。梅ちゃんと白井さんが防衛部が初めてのイベント開催だったように、sideMが初めてのお仕事です、みたいな周りの新人声優はsideMにかける思いは大きいだろうと思うと、sideMのみんなも応援したいと思う気持ちもある反面、グループ組んで仲良くイベントするのは防衛部なのに、という気持ちがあった。自分重過ぎる彼女かよ。

 

でも、5人も私たちと同じように美男高校地球防衛部LOVE!という作品を大切にしているという事実が、ウォンさん風に言うと感動の湯けむり!で、彼らの根底に防衛部があればいいな、と自分の中でけじめはついた。

防衛部キャストの5人はポテンシャルが高いから、すぐに人気声優になるだろうし、なってほしいし、それを見守りたいとも思ってるので。

もしLOVE!祭!で二期の発表がなくても凹まないぞ~~~!

 

(かなりの長文書いたけど、最終的に言いたかったのは最後の一文ですスミマセン)

 

 

ジャニーズ知識皆無の私が「勝つんだWIN!」無限ループから抜け出せない

何を間違えたのか、YouTubeで「勝つんだWIN!」を聴いたのが、ほんの一週間まえのことである。気付いたら彼らのグループ名は決定されていたが、メンバーの性格も来歴も未だに把握しきれていない。しかしながら気付いたら「勝つんだWIN!」何度も聴いてしまっている、こんな生活を続けて、一週間。

ジャニーズに決して見向きもしないで通り過ぎてきた私が初めて積極的に何十回も何百回(?)も聴いてる曲が「勝つんだWIN!」である。この気持ちを文章化せねばならぬという使命感に駆られて、ずらずらと書き連ねてみたので非常に読みにくいかもしれないが、ご愛嬌ということで。


日本の男性アイドルの王道といえば、ジャニーズではあるが、私は一切見向きもせずに過ごしてきた。もちろん日本に住む限り、テレビを付ければジャニーズのアイドルが現れるし街を歩けば曲も聞こえてくる。周りにジャニヲタの友人だっていて、グループ名もメンバーの名前もヒット曲も、常識程度には知っていた。しかしそれは本当に常識程度のもので、自分は決してジャニーズに黄色い声を浴びせることはないだろうと無意識的に感じていた。


私はここ数年、1つのグループを熱心に追いかけてきた。他のグループなんて目に入らないほど、というより他のアイドルを視界に入れることは浮気行為だとまで思い込んでそのアイドルだけを応援してきた。

「もしかしたら視界を広げて他の世界も見てみたら、違う景色が観れるのかもしれない」、ということに気付き、他のジャンルにも興味を向けるようになったのがここ1年間のことである。その中の一つにジャニーズがあった。ジャニーズは自分にとって未知の世界であったが、周りのジャニヲタの友人を見ても楽しそうな世界であることは知っていた。しかし手を出すのには勇気が必要だった。ジャニーズは市場規模も大きくファンも多い、その歴史も長い。だからこそ「好きになったらとことん好きを突き詰める」タイプの私は、その「沼」に浸かることへの恐れを感じていた。一度浸かったら二度と戻れないのではないか。「河豚は食いたし命は惜しし」、まさにそんな心境だった。

そんな感情を抱えたまま、「勝つんだWIN!」を見た。ゾクゾクした。ワクワクした。こんなときに語彙力のなさを悔しく思う。そして直感的に、これ、私の好きな曲だ、と感じた。

「勝つんだWIN!」を聴いたのは友人の軽い勧めがあったからである。「(私の本名)さんもJr.詳しくなろうよー」「あーじゃあ後で聴いてみる」本当にそんな軽いノリだった。友人もそこまでゴリ押ししてた訳ではなかった。自分も軽いノリで見てしまった。これが間違いだった。ハマった。

後から様々な方の「勝つんだWIN!」に関する感想を読んだのだが、その全てに納得をしてしまい、それを越える文章を私に書ける気がしない。多くはこの6人というメンバーの構成やこの6人でのデビューの可能性について考察してあるもので、6人の知識がほぼない私はその情報を得ながら読むことになった。だからこそ逆に知識が全くない私だからこそ、真っさらな気持ちでこの曲を見てそして聴いた感想を書こうと思う。


タイトル「勝つんだWIN!」、いやいや同じことの繰り返しってどうなのよ(笑)2つ合わせてウィンウィン⤴︎ってことなの(笑)などと非常に申し訳ないほどに馬鹿にしていた。でもそれが逆に印象に残る。勝つんだWIN!、ストレートに内容が頭に入ってくるうえに、アイドル界に残っていくぞ!という意を込めている(と私は解釈している)なら、「勝てよ!」と私はその背中を全力で押したい衝動に駆られた。赤い衣装もとても良い。勝つんだWIN!全身から闘志を感じる。とても良い。


曲が私のタイプのストライクゾーンど真ん中だった。一回聴いただけでそう思えるくらい真っ直ぐド直球のストライクだった。
この曲にハマってから1週間、友達の前でも大音量で「勝つんだWIN!」を流し続けるという迷惑行為をしてきた私だが、その友達も言うのだから間違いない。この曲は耳に残る。だからもっと聴きたくなる。特に最初の「The Win The Win〜」というフレーズ、耳に残って離れない。初めてこの曲を聴いたとき、その後に違う曲を聴いていたのだが直ぐにこの曲を聴きたくなり結局2時間ほどぶっ通しで「勝つんだWIN!」を聴き続けた。この曲は麻薬か…?そして今これを執筆しながらもイヤホンからは「勝つんだWIN!」が流れている。麻薬確定。


「シンメ」というのはジャニーズ特有の文化だと思う。ただの仲良し売りでもカップリングでもない、他に当てはめる言葉がないだろう、この「シンメ」という言葉。6人のメンバー内で様々な既存のシンメがある中、シンメと呼んで良いものなのかは分からないが、私が気になる2人がいる。神宮寺勇太と平野紫耀の2人だ。何だよ新規が、と思われても構わない。サビの「デカイ夢追いかけて〜」の2人向かい合わせで拳をぶつけあって、同時に首をこちら側に向ける…、この一瞬でこの2人を推したい、と思わせられた。何と言っても2人で並んでる姿が絵になる。銅像にして美術館に並べられる、嘘じゃなくて割と本気でそう思った。サビに向かって高まっていく高揚感を裏切らないサビと振り。音源を聴いてるだけでも脳内で2人を再生させて胸を躍らせることだってできる。それくらいにこの一部分が大好きだと胸を張って私は言いたい。神宮寺くんと平野くんのペアはシンメとは言えない、もしくはまだシンメとは言えない、という意見が多いように見受けられるが、このサビを見た瞬間「これかあのシンメってやつか」と思ったことは確かなので一応記述しておく。シンメ事情にも詳しくなりたいところである。


そして無条件に応援したくなる「若さ」だろうか。先述したが、私はこの曲をアイドル界を生き抜く、勝ち抜く、という意味合いが含まれていると解釈している。ジャニーズは事務所力という点において他のアイドルよりも抜きん出ているため、ある程度売れることは保障されているように思うが、どこまでの人気を獲得できるかは誰も分からない。アイドルとは先行きが不透明すぎる職業である。ましてやジャニーズJr.はそこからデビュー出来るかは不確実であり、非常に不安定さ極まりない。彼らの未来への不安や恐れは私たちには理解しがたいほどに大きいものだろう。それが痛いほど伝わって、彼らのことを応援したい、と僅かながらに心が揺らいだ私が確かにいた。彼らファンは沢山いるだろうが、その中に入りたいと思った自分も確かにいた。

何が言いたいのかさっぱり分からない文章になってしまったが、この支離滅裂さからアイドルファンなら誰もが知ってるであろう「好きになりたての頃の謎の高揚感」が伝わってくれれば嬉しい。しかも未知のジャンルにハマっているという悦びと畏れを抱えているこの状況、無駄に私を興奮させる要因となっている。

しかしこの「好き」という言葉、私はあまり多様できずにいる。彼らを本命として応援する子たちがいて、その子達が彼らを「好き」というのと同じ発音同じイントネーションで「好き」と言っていいのだろうか。ファン、並びにジャニーズ界の「担当」も同様である。

これから私は彼ら6人、改めMr.King vs Mr.Prince 、キンプリを「好き」と言っていいものなのか、深く悩みそうな案件ではあるが、彼らのことをもっと知りたいという自分の感情は無視出来ない。この「好きになりたての謎の高揚感」を味わえるのは今しかないので存分に楽しもうと思う。


あれこれ書いてきたが、ジャニーズという深い沼を前に、それに向かって私が一歩を踏み出したことは言うまでもないだろう。

ジャニーズもっと詳しくなりたい欲、あります。

「アイドルと恋愛」について考えたこと

 私はアイドルが好きだ。キラキラしたアイドルの姿を見るのが好きだ。彼らの姿は日常の活力となり、時には生きる意味にもなりうる。

 アイドルファンの中で「学級会」となるイベントが複数あるのだが、その中でも「アイドルと恋愛」についての議題は白熱する。自分の推しが熱愛報道されたことがある人はもちろん、いずれそうなるだろうという心構えと言うべきだろうか、アイドルファンなら誰もが考えたことがある議題だと私は思う。私自身は好きな男性グループ内の推しではない人に熱愛が発覚したことがある。本人もファンも誰も幸せになることなく、その一件は幕を閉じた。それ以来他のアイドルが熱愛報道をされるたび他人事ではないという感覚に襲われる。
 
 アイドルは恋愛を禁止されるべきか、否か。他のアイドルファンの方も沢山書かれている話題であることは承知だが、一アイドルファンとして書かずにはいれなかった。全アイドルが、そしてそれを応援する全ファンが幸せになるにはどうするのが一番良い選択なのか。
 
 個人的な意見をあげると私はアイドルも恋愛をしても良いと思う。恋愛をしても結婚をしてもアイドルを続けても良いと思う。アイドル恋愛賛成派がよく言う言葉だが、「アイドルも一人の人間」、私もそう思っている。恋愛したからこそ出てくる色気や安定感というのも魅力的だし、キラキラしている彼らが好きな私は恋愛を容認したいところである。

 アイドルの恋愛とは全てにおいてタイミングだと私は考える。交際開始からファンの噂や憶測、交際発覚から事務所の対応、そして結婚まで、その全てがタイミングなのだ。
   
 アイドルファンの大多数は自分とアイドルは決して結ばれることはないと自覚している(もちろん例外もいるだろうがここでは言及しない)。あくまでアイドルとして見ているし、あくまで疑似恋愛としてファン活動をしているファンが多く存在していると思う。しかしながらアイドルの交際・結婚となると嘆き悲しむファンがいることはことは事実である。彼女らは何故それまでに嘆き悲しむのだろうか?

 全てはタイミングが悪かったからである。
 
  例を挙げよう。アイドルAとBがいるとする。アイドルAはデビュー3年目の現在人気上昇中のアイドルグループに所属していて年齢は20代前半である。一方アイドルBはデビュー6年目の人気が安定してきているアイドルグループに所属していて年齢は20代後半である。この2人に熱愛報道が出た場合、嘆き悲しむファンが多く存在するのはどちらだろうか?断然前者であろう。
 
 タイミングとはそういうことである。デビューから何年か、年齢はいくつか、現在のグループの人気はどうか、様々な要因が混ざり合い、それがファン層となり、ファンの感情に直結していると私は考える。アイドル側の年齢層が高くなればおのずとファンの年齢層も高くなりアイドルの交際にも寛容的になるだろう。また売り出し中のアイドルに熱愛報道となれば寝耳に水である。さらなる人気獲得のためにファンの流出は最小限にとどめなければならず、熱愛報道が報道されればそのアイドル個人だけではなくグループ全体での痛手となる。仕事に対する意識が低いと言われても何も言い返せないだろう。さらに嘆き悲しむファンが卒業するのはまだ可愛いもので、これがアンチファンと化した際は最悪だ。ただの人気の低下だけでは済まない場合が多い。つまり逆説的に言えば、タイミングを意識して交際や結婚を考えれば、ファンから祝福される可能性の方が高いのである。アイドルにとってファンとは決して敵ではない。アイドル側の対応によってはファンは強力な味方になるのだ。
 
 またこれはアイドル側の損得にも影響を及ぼす。当たり前のことではあるが、アイドルの収入はファンによって成り立っている。コンサート等でアイドルがファンのみなさんのおかげでうんたらかんたら…と感謝の気持ちを述べているが、その言葉はまったくそのままの意味なのだ。ファンがいて、お金を払っているからこそアイドルが給料を得ることが出来ている。つまりはファンの増減はアイドルにとって利益的な面においてかなり手痛い問題なのである。さらに、彼らもアイドルを志したからには「アイドル」となって多くのファンの前でステージに立ちたいという夢を持っているはずだ。その夢のためにもファンの流出は避けたいはずだろう。

 これまでアイドルとファンがお互いに良い関係であるために大切な「タイミング」について述べてきたが、このタイミングを上手くコントロールする存在が必要であるも私は思う。理由としては2つある。1つ目は未成年のアイドルの自己マネジメント能力の低さである。最近アイドルの低年齢化が進んできたように思うのだが、アイドルの年齢が低ければ低いほど自己マネジメント能力は低いといえよう。恋愛によってどんな弊害が現れるかを自身で認識し、それを未然に防ぐというのは未成年(特に当時の男子は女子よりも精神年齢が低い)では難しいのではないかと推測する。2つ目はアイドルグループ全体としての崩壊である。多少は先述したがグループ内で1人が熱愛報道をされ、しかもその1人が1番多くのファンを抱えグループの人気を支えていたとしたらどうだろう。その1人の熱愛によって一生懸命仕事をしていた他のメンバーの夢が一瞬にして泡となって消える可能性がある。恋はするものではなくて落ちるもの?よく言ったものだ。言ってみれば同僚をクビにまでして恋愛に走っているのと同じである。確かに、グループの人気を1人に支えてもらっているのはどうなのかという意見も理解し得ないことはないが、初期のうちは1人のメンバーが人気でもその後活動の幅を広げていくうちに個々の魅力が開花するといったグループはこれまでに多く存在している。

 さてこの「タイミング」をコントロールするべき存在はアイドルの所属事務所以外には考えられない。アイドルの熱愛によってグループの人気が低下し売り上げが下がった場合の不利益を一番に被るのは事務所である。事務所がアイドルの恋愛に口出しをすべきかは賛否両論あるが、私は積極的にアイドルの恋愛事情を監視すべきだと思っている。例えばファンに隠れて交際していてそれが噂になったとしても迅速な対応をすれば逆に事務所に対しての好感度は上がるだろう。交際相手がそれ相応の人物であれば良い話題作りとなりさらなる人気の獲得へ繋がっていくだろう。アイドルの恋愛は全面禁止とするのか、それともオープンに交際宣言をしていくのか、それとも隠れてコソコソも交際するのか、それは各事務所とアイドルと協議を重ね、ファンに対して誠実でありお互いの利益と幸福のために最善の決断をしてほしいものである。

 長くはなってしまったが以上が私の『アイドルと恋愛』についての見解である。簡潔にまとめると、「アイドルの恋愛は許すけれども、時期と自分の立場を見極めてやれ」。かなり酷い言い方かもしれないがアイドルだって仕事である。自身の人生を歩んでほしい気持ちはあるが、仮に結婚したとなると、てめえの嫁を養う金は誰が払ってるんだ?と問い掛けたい気持ちはある。企業が消費者を大切にするのと同様に、アイドルもファンを大切にしてほしいものである。だってアイドルってビジネスでしょ?